国立台湾芸術大学に行く!

をを、2005年の9月なので、5年以上も前なのですね。月日が経つのは本当に早い。ということは、私が呉克群(Kenji Wu)を知って、大好きになってからもっと経っているはずです。はじまりは、彼が台湾で俳優業をしながら、親友のライブの前座をやっていた頃。偶然、彼のライブを観たという方のblogを拝見して、なぜだかものすごく興味をもち、ちょうど彼が歌手再デビューアルバムをリリースしたことを知って、アルバムを手に入れたことに始まります。まだCDを台湾のCDショップに注文した時点では、こんなにも彼の虜になるとは思ってもおらず。しかし、アルバムが我が家にやってきて、なんとなく聴き始めたら、「もうこのアルバムを聴き始めて一か月経っちゃったよ!」と驚き、その後飽きもせず3カ月間ぶっ通しで、毎日聴き惚れてしまったという訳です。

そのアルバムは、彼が輝かしい歌手デビューを飾るはずだったのに、蓋を開けたらまったく売れず、消えていく羽目になった過去から、大学の演劇科出身ということと彼のルックスの良さを頼りに、台湾の青春ドラマに準主役級で出演したりしながらも、悶々と歌手への夢をあきらめられずにいた何年かのうっ憤を爆発させた、彼にとっては2ndアルバムであり、本当のデビュー作でもある『吳克群首張個人全創作專輯』という作品。自分の不遇の時代をユーモアを交えて歌ったり、ハードロックに傾倒したり、京劇を取り入れたり、自身で詞も曲も書いて挑んだアルバム。彼にはもちろん、このアルバムにも惚れてしまったのです。

そうなると、今度は彼の過去の育った環境を知りたくなり、ついには行ってしまったのが、彼の出身大学「国立台湾芸術大学」見学。そっと、おどおどしながらの見学でしたが、今でも行ってよかったなぁとつくづく思います。つたない文章ですが、思い出のメモに、以前旧「魅惑の『ボッツン・メトロ』」に投稿した滞在メモを、またアップします。


国立台湾芸術大学に行ってきました

2005年9月23日(金)、
呉克群さんの出身大学「国立台湾芸術大学」へ見学に行ってきました。

今回の台湾滞在でどうしても行きたかった場所でした。

↑一年振りの台北台北駅は変らないのに、その周りの建物やお店がめまぐるしく変っていて浦島太郎状態。新光三越隣のK-MALLという電脳ショップに無印が出来ていました。ホントにビックリ!

 朝10時、新光三越前の獅子像の前で友だちと待ち合わせ。

 昨年のGareth Gatesの台北ライブの時に大変お世話になった日本語がとっても上手な彼女と一年ぶりの再会。彼女と普通に日本語で話していると、すっかり彼女が台湾人だということを忘れてしまう程。日本語を生かしたお仕事をしているそうで、お仕事の話を聞きながら、なんてかっこいいキャリアウーマンなんでしょ!とほれぼれ。実は呉さんの出身大学を見てみたいと話したら、では行きましょう!と快諾。いざ、「国立台湾芸術大学」へ!

↑ほら「MUJI」の看板!ちなみにこの建物の上の方にはユースホステルもあります。隣はデパートだし、台北駅は目と鼻の先だし、西門町へも歩いて30分もかからないし(MRTで行けば一駅)、早朝に中正記念堂までお散歩するにもほどよい距離。この裏は激安CDショップやお手頃価格の食べ物屋等が広がっていて賑やか。

三越前の広場ではこの土日で行われた(?)車のイベントテントが。そういえばここで呉さんドラマのプロモで舞台に立ったことあるのだっけ?

↑さて、MRTに乗って「新埔」駅で下車。5番出口を上がって後ろ側の大きな通りにあるバス停から264か701、702、10のいずれかの路線のバスに乗車。「国立台湾芸術大学(台湾芸術学院)」で下車。道を挟んだ向かい側が大学。

「新埔」駅でバス停がわからずうろうろしていたら、ご婦人が乗り場まで案内してくださいました。その後コンビニに入っていかれたのですが、台湾の人は本当に親切な方が多いですね。いいことしてあげよう!という下心なんて全くないんですよ。さらっと誰かのヘルプをしてくれる。本当にありがとうございました。

さて、ついにたどり着きました。

呉さんが通った「国立台湾芸術大学」です。写真はその正門です。

↑大学内の案内図です。正門は青い↑の左側。正門から入ると右手にバスケットボールのコートがあって、左手は木に隠れて見にくいのですが、「戯劇学系」と「電影学系」の学部が入った棟があります。呉さんが学んでいたのは「戯劇学系」だと思われます。(私のうっかりミスで違っていたら申し訳ないですが。)

※さっそくミスを発見!写真には「正門から入って右手」とありますが、正しくは「左手」です。すんません><

↑その棟です。随分と年季のはいった建物でした。

↑こちらはその向かいにある「教学研究ビル」。新しいのかピカピカの建物!

↑さて、ついに進入ですっ!!!

↑階段で二階、三階へと上がります。暗〜い階段で、本当に学生さん達が通ってきているの???と不安になりながら登ります。

↑到着!「戯劇学系」にやってきました。この正面は職員室、左に会議室、右に行くと演劇ホール(というかミニ体育館)、教室等がありました。教室では授業中!廊下からは様子が覗けなかったのですが、何やら声がしていました。未来のスター達が学んでいるのかしら?こういう空間ってワクワクしちゃいます。

↑こちらがその「会議室」。ギターが置いてあったり。。。

↑ミニホール。右のロッカーの隣は教室。電気が付いてるでしょ?只今、講義中!

↑さて、3階へ。こちらは演じる方ではなく撮るほうの学科。この学科からアカデミー賞(多分)にノミネートされた映画監督が誕生しているそうです。名前、忘れてしまったけれど。

↑建物内はこんな雰囲気。こじんまりしています。他に図書館等もあったのですが、こちらには大勢の学生さんがいました。みんな目がキラキラしているの。うらやましいくらいに!

↑さて、呉さんの学び舎を後にして、構内探索へ。音楽関連の学科も沢山あるみたいで、いろんな楽器の音色が聞こえてきます。この辺りでは学生さん達が語らっておられました。なんだか懐かしいぞ〜〜〜!

↑あっという間に正門と反対側へ。ちっちゃな大学なのね。

↑学食。ココも覗いておくべきだったよね?ココまできてかなりの暑さにぐったり。

↑正門に戻って、近くのバス停でバスを待ちます。待てども、待てどもバスは来ない。結局4、50分は待ってしまった(笑)。正門近くのバスケットボールのコートでは学生さんたちが楽しそうにバスケをやっていて、その楽しそうな掛け声や笑い声が、私の「国立台湾芸術大学」の一番の思い出になりました。小難しそうな名前の(笑)大学だけど(国立だものね)、校舎は古くて、そこらじゅうで工事中。敷地も狭くて、ゴージャスな大学とはかけ離れていたけれど、ここで学ぶ学生さん達のキラキラした目と笑い声、のほほんとした雰囲気。

ここで呉さんも時を過ごしていたのよね?


久しぶりに若いエキスを吸ってきた〜〜〜〜って感じでした。
呉さんファンじゃなけりゃそうそう観光目的で行こう!ということには
ならないかもしれないけれど、気が向いたら、
ふらふらっと呉さんの吸っていた空気を吸いにくるのもステキかも
しれません。