やっと?という思いですが、台湾出身の若手監督(なんと当時25歳だったとか)の映画『花蓮の夏』を観ました。以前から博来客網路書店で、その映画本(原作?)のカバーにうつっていた3人の男女が気になっていたのですが、最初の5分で台湾の小学校の様子や花蓮の水田が広がる通学風景のシーンに魅せられ、大人のはからいで友だち同士になった男の子二人と、彼らが大きくなって高校生になってから出会う一人の女の子との3人の人間関係を描いていくお話。登場人物はほとんどがその3人で、友情なのか愛情なのか、運命の人なのか、切るに切れない関係の二人の男の子の間で揺れる女の子。見終わった後の不思議な気持ちと、ちょっとうらやましいような気持ちが残りました。若いうちにあれだけ真剣に人と向き合っておけたら、おじさんやおばさんになっても、なんとか生きていけそうな気がする。何を伝えたかったのかな?いろいろメッセージが込められていて、なんどか観たくなる映画でした。